WordPressを始めるにあたって最初からレンタルサーバーを有料で借りるのはちょっと敷居が高い気がします。
WordPressを無料で使えるレンタルサーバーの仕様についてこれから始める人が気になるポイントや仕様だけでは見えてこないポイントについてまとめてみました。
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比較したWordPress無料レンタルサーバー
今回比較したのは以下の3つのサービスです。
・エックスサーバーなどを運営するエックスドメインの無料レンタルサーバー
・ファイアバードなどを運営するネットオウルのWPblog
・広告なしの未来サーバー(無料CGI)
それでは様々な仕様について見ていきましょう。
ディスク容量比較
まず初心者が最初に目が向くのが分かりやすいディスク容量だと思います。私も最初にきになったのがディスク容量です。
無料で使えるディスク容量は以下の順位となります。
ディスク容量 |
||
1位 |
未来サーバー |
無制限 |
2位 |
エックスドメイン |
2GB |
3位 |
WPblog |
1GB |
エックスドメインはドメイン契約がある場合は容量が5倍の10GBになります。
ちなみに100記事ほど書いたときでも100MBくらいしか容量を消費しませんでした。(長文の記事や写真を多用する場合はまたかわってくると思います)
ですので最初はあまり容量を気にしなくてよいと思います。1GBでもしばらくの間は十分に使えます。
また未来サーバーはディスク容量無制限とはなっていますが他にノード数制限というのが存在します。そのため実際は無制限ではなく、記事数や写真数が増えるとそこで制限がかかります。そう考えるとエックスドメインが一番容量が多いとも考えられます。
データベース容量比較
ディスク容量 |
||
1位 |
エックスドメイン |
100MB |
2位 |
Wpblog |
100MB |
3位 |
未来サーバー |
ー |
こちらも容量の比較です。詳細が分からない部分は「ー」としています。データベースは100MBであっても最初のうちは十分です。何年かたって記事数や写真、プラグインの増加などによりようやく気になる値ではないかと思います。
またエックスドメインではドメイン契約をしている場合容量5倍の500MBになります。
データベース容量とは別にいくつMySQLのデータベースを使えるかという制限もあります。
WordPressのブログを立ち上げるときには基本1個のデータベースファイルが必要となります。エックスドメインは5個(ドメイン契約ありで10個)、WPblogは5個、未来サーバーは1個までとなります。
独自ドメインの可否、FTP、phpMyAdmin、 .htaccess編集の有無
ブログ開始当初はあまり気にもしないところですがデータベースをバックアップしたりもっと細かな修正をしたいといった時にFTP(サーバーにファイルをアップロード・ダウンロードするためのもの)やphpMyAdmin(ブラウザ上でMySQLデータベースを操作するもの)があると便利です。
また独自ドメインを利用していると今後サーバーを有料版に移行したいという時にこれまで築いた資産を失うことなく移行することが可能です。
独自ドメイン |
FTP |
phpMyAdmin |
.haccess |
||
1位 |
エックスドメイン |
○ |
○ |
○ |
○ |
2位 |
未来サーバー |
× |
○ |
○ |
○ |
3位 |
WPblog |
○ |
○※ |
× |
× |
※wp-contentフォルダのみにアクセス可能
単純に○の数だけで比較するとWPblogだけちょっと遅れをとっているように見えます。しかし細かいところにまで手を入れたいと思うようになるのは後々になってからのことなので最初のうちは気にしなくてよいでしょう。
ただ私もそうですがやっぱり広告なしのサーバーにしたいといった時にWPblog内でアップグレード(月額300円)にするよりも他のサーバーを借りた方が価格的には安くなることもあります。そういった時にこれらの制限があるとサーバー移行が少し面倒になるということを頭に入れておいてください。
結局どのサービスが一番いいのか
ただこちらの記事で未来サーバーのサーバー性能について触れましたがはっきりいって使用しているだけでストレスがたまるくらい遅いです。
選ぶとしたらエックスドメインかWPblogの2択です。
独自ドメインでやるなら容量がアップするエックスドメインがいいでしょう。ただ広告がないサーバーにしたいといった時にそのままアップグレードできず他のレンタルサーバーに乗り換える必要がでてきます。
その点WPblogはそのまま広告なしプランにアップグレード出来るため楽です。
以上を踏まえた上で私がおすすめするWordpresの使える無料レンタルサーバーは
エックスドメインになります。
これからWordPressをはじめる方の参考になれば幸いです。